高齢化が進む日本ですが、単に病気をしない、長生きをする、といった医学的なニーズだけでなく、より健康的で、活動的で、楽しいシニアライフを送るためのアンチエイジングニーズが高まっています。

　ある意味、老後の「量」だけでなく「質」をも向上させようとするものですが、日本社会の成熟さを表すものでもあり、ライフサイクル全体の幸福度を高めるためにも重要な取り組みではないかと思います。

　そうしたアクティブな老後を送るために有望な成分として人気なのがコンドロイチンですね。こちらのコラムでは、コンドロイチンの持つアンチエイジング効果をご紹介していきたいと思います。

　さて、私たちの身体にとって、水分の果たす役割は想像以上に大きいものです。人体に占める水分というのは、単位体重当たりの水分量が若年男子で６０．６パーセント、若年女子で５０．２パーセントといいますから、私たちの体の大半は水からできているといっても過言ではありません。

　しかも、この水分は健康な状態の場合は常に一定に保たれる仕組みになっているのです。

　どのような仕組みになっているかといいますと、成人が１日に必要とする水分というのはおよそ１．５リットル〜２リットルですが、私たちの口から入った水分がどのように体外へ出ていくかといいますと、約０．６リットルは皮膚から、約０．４リットルは吐く息から、残る０．５リットル〜１リットルは尿として出ていきます。

　およその目安として、１日に１．５リットルよりも多く水分を取ると、過剰な水分は尿として排泄され、１．５リットルよりも少なく水分を取ると、尿の出が減るのはもちろん、不足する水分は、体内に貯蔵されていた体液から消費され、消費された体液を補うのにノドの渇きを訴える、というわけです。

　このように、私たちの身体は、毎日大量の水分を取り入れ、大量の水分を排泄していますが、これは、単に身体に水分を取り入れ、排泄しているだけではないのです。

　水分は、健康の維持に必要な、体内の化学反応になくてはならない「媒体」なのです。

　そしてこの生命活動に不可欠な水分を細胞に届けるのが、細胞と細胞とをつなぐ「結合組織」なのですね。結合組織の主成分がコンドロイチンであることはすでに前回のコラムでご紹介したとおりです。

　＞＞＞コンドロイチンと結合組織

　植物にとって生きるも死ぬも土壌次第であるように、私たちの身体の細胞にとって、水分調整機能を持つ結合組織と、その主成分であるコンドロイチンは、生殺与奪の権を握る「命綱」だということが、わかっていただるのではないでしょうか。

　細胞や、膝・腰の関節の健康を維持し、アンチエイジングや関節痛予防を進めたいと思う方はコンドロイチンを試してみてはいかがでしょうか。

　なおコンドロイチンは、これまたアンチエイジング成分として人気の、ヒアルロン酸やグルコサミンと相乗効果があることから、これら３つの成分が同時に摂れるサプリメントが人気です。参考になさってください。

＞＞＞最新のコンドロイチン比較ランキングはこちら