高齢化が進む日本ですが、単に病気をしない、長生きをする、といった医学的なニーズだけでなく、より健康的で、活動的で、楽しいシニアライフを送るためのアンチエイジングニーズが高まっています。

　そうしたアクティブな老後を送るために有望な成分として人気なのがコンドロイチンですね。こちらのコラムでは、コンドロイチンの持つアンチエイジング効果をご紹介していきたいと思います。

　さて、「丈夫な骨づくりは万病の予防になります。からだは体と書きますが、昔のからだという字は體と書いたのです。まさに骨が豊か、それが文字通り元気な体だったのです」と、日本女子大学の江沢郁子教授が、あるテレビの番組で語っています。

　このように、骨は健康な身体にとって非常に大切な要素なのですが、最近とみに骨粗しょう症という言葉を耳にし、社会問題化してきています。この病気は、日本では１９６４年の整形外科学会で初めて紹介されたのですが、昔からある病気で、骨粗しょう症は「骨粗鬆症」と書くのが一般的でしたが、漢字が難しいためか読みにくいためか、最近は「骨粗松症」とか「骨粗しょう症」と書かれる場合が多いようです。

　「鬆」は「しょう」と読みますが、この意味は大根などに「す」が入る、の「す」です。「松」も松の葉のように空いている、という意味で、どちらもスカスカの状態を表しています。骨が老化してスカスカになり、ボロボロに崩れやすくなる病気、それが「骨粗しょう症」です。

　「骨粗しょう症」は一般に女性の病気で、それも従来は、閉経後の女性の病気とされてきましたが、最近では若い女性の間でも増加しており、このことも問題になっているので す。

　たとえば、女子の運動選手が体重を減らすことに熱心のあまり、過度の食物摂取減と練習から無月経になり、ちょっとしたことで骨折し、入院したら骨折の原因が骨粗しょう症 だった、ということがよくあります。

　また、一般的になりつつあるケースがダイエットと運動不足から骨粗しょう症になる若い女性、そして妊娠・授乳で骨がボロボロになる若いお母さんの増加です。

　ですから、骨粗しょう症は女性の年配者に多くみられる病気で、平均寿命が大幅に延びたことで相対的に増えている病気、とばかりはいえなくなりました。

　骨粗しょう症は、いろいろな原因からなる骨の病気ですが、一言でいえば骨の老化であり、年を取るにつれ、若いときの強い骨が弱くなっていくために起こる症状で、必ずしもすべての人が、年を取れば同じように起こる病気ともいえません。骨太か骨細か、やせているか太っているか、など、遺伝的な面によっても大きく変わり、生活様式や栄養状態によっても大きく差が出てきます。

　ただ、人間の場合、全体の方向としては、誰でも年を取れば骨が減少（骨量が減少する、という）していくのですが、この骨量の減少のテンポに個人差があるのです。当然、減少のテンポの遅い人の方が、いつまでも骨が丈夫ということになります。

　そして、減少テンポの速い人は、遅くする必要があるわけですが、これは不可能ではありません。

　その方法は改めて説明していきますが、まずは骨粗しょう症について、詳しく知る必要があります。

　骨粗しょう症の場合は、男女の差がはっきりしていて、女性の方がはるかにかかりやすい病気です。男性の場合は、年を取るにつれてなめらかな直線を描いて骨量が減少していくのですが、女性の場合は、閉経後に「エストロゲン」という卵胞ホルモンの分泌が急に減り、そのために骨の形成よりも骨の破壊（吸収現象）が急激に進むことから、骨量の減少に拍車がかかります。その時期に骨粗しょう症が進む、というわけです。

　参考になさってください。

　さて、こうした骨粗しょう症の予防に有効なのがコンドロイチンです。骨の組織成分の中心であるカルシウムをまとめる結合力を発揮しているのがコンドロイチンだからです。

　カルシウムの摂取時にコンドロイチンを併せて摂取すると、カルシウムの体内吸収がスムーズにいくという臨床データが出てきています。コンドロイチンは、カルシウムの骨への沈着のための栄養素なのです。

　健康を維持し、アンチエイジングにご興味がある方は、このような様々なうれしい効果・効能のあるコンドロイチンサプリメントを試してみてはいかがでしょうか。

　なおコンドロイチンは、これまたアンチエイジング成分として人気の、ヒアルロン酸やグルコサミンと相乗効果があることから、これら３つの成分が同時に摂れるサプリメントが人気です。参考になさってください。

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