高齢化が進む日本ですが、単に病気をしない、長生きをする、といった医学的なニーズだけでなく、より健康的で、活動的で、楽しいシニアライフを送るためのアンチエイジングニーズが高まっています。

　そうしたアクティブな老後を送るために有望な成分として人気なのがコンドロイチンですね。こちらのコラムでは、コンドロイチンの持つアンチエイジング効果をご紹介していきたいと思います。

　さて、前回のコラムでは、若い人でも発症する骨粗しょう症についてご案内しました。

＞＞＞若い人でも発症する骨粗しょう症
　
では、骨粗しょう症とは一般にはどのような病気なのでしょう。

　骨粗しょう症は、長年にわたるカルシウム不足などで骨の量が少しずつ減っていく病気で、骨折を起こしたり、腰が痛くなったり腰が曲がったりするのは、すでに病気が進んでいて、とり返しがきかなくなった段階です。

　腰が痛い、腰が曲がるというのは、本人にしかその辛さがわからないやっかいな病気です。

　また、骨折は、骨折箇所によっては何ヵ月も寝ていなければなりませんし、余病を併発することが多く、あなどれません。寝たきりになる第１の原因は脳卒中ですが、第２の原因は骨粗しょう症なのです。

　骨粗しょう症では、どのような箇所のどのような骨折が多いのか。最も多いのが胸腰椎椎体圧迫骨折です。

　この骨折は重い物を持ち上げたり、急に振り向いたりしたときに、腰や背中にちょっとした外力が加わっただけで脊椎椎体がつぶれてしまう圧迫骨折です。

　これは、背骨が体重によって押しつぶされ、少し形が変わる骨折のパターンですが、これで腰が痛くなり、腰が曲がり、身長が低くなるのです。

　この部位の骨折は、転んだりして打ったりしなくても骨折してしまうのが特徴で、どれだけ多くの椎体が圧迫骨折を生じているかによって、骨の強度の低下度、骨粗しょう症の進みぐあいがわかります。

　骨粗しょう症による最も深刻な骨折箇所は、大腿骨頚部骨折です。

　この骨折は膝をついて倒れたり、腎部（おしり）を打ったり、大腿をねじった際などに起こすものですが、場所が場所だけにただちに歩行不能になりますから、すぐに入院、手術、そして数カ月間寝たきりということになります。

　この部位の骨折は年間５万人にも上っています。

　大腿骨頚部は、体重を支える扇のカナメのような箇所ですから、そこを骨折しますと回復が遅く、６ヵ月も立ち上がることができないというケースも出てきます。治療費も大きく、平均負担額は１００万円を超えています。

　そのために、骨折した日から突然寝たきりになって、トイレにも行けなくなるわけです。これは当人にとってはたいへんなショックで、老人であればあるほど、すっかり元気がなくなったり、そのために食欲がなくなったり、体全体の筋肉までもが弱ってしまいます。

　実際、大腿骨頚部骨折で動けなくなった人には、１年以内に亡くなる例がかなり多いのです。

　この箇所の骨折は、寝たきり老人をつくる最も大きな原因の１つになっているのが現状です。

　一方、上腕骨外科頚骨折は、ひじをついて倒れたときに起こります。また、僥骨遠位端骨折は、手のひらをついて倒れたときに起こります。

　このどちらも、症状としては軽いほうで、ギブス包帯などで固定すれば、外来通院で治すことができます。

　大腿骨頚部骨折、上腕骨外科頚骨折、僥骨遠位端骨折といった手足の骨折は、いずれも、長い骨の端の海面骨の多い部位が折れるのが特徴です。

　参考になさってください。

　さて、こうした骨粗しょう症の予防に有効なのがコンドロイチンです。骨の組織成分の中心であるカルシウムをまとめる結合力を発揮しているのがコンドロイチンだからです。

　カルシウムの摂取時にコンドロイチンを併せて摂取すると、カルシウムの体内吸収がスムーズにいくという臨床データが出てきています。コンドロイチンは、カルシウムの骨への沈着のための栄養素なのです。

　健康を維持し、アンチエイジングにご興味がある方は、このような様々なうれしい効果・効能のあるコンドロイチンサプリメントを試してみてはいかがでしょうか。

　なおコンドロイチンは、これまたアンチエイジング成分として人気の、ヒアルロン酸やグルコサミンと相乗効果があることから、これら３つの成分が同時に摂れるサプリメントが人気です。参考になさってください。

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