今、人気の成分として、毎日耳にしない日がないくらいなのが「コンドロイチン」ですが、正式名称は「コンドロイチン硫酸」で、われわれの体内にもともと存在するグリコサミノグリカンの一種です。

コンドロイチンは皮膚や関節などの結合組織に広く分布していますが、代表的な機能としては、関節内の軟骨の中でヒアルロン酸などと共に高分子複合体を形成し、軟骨にクッション性を与えています。加齢などにより、コンドロイチンが不足してくると、そのクッション機能が低下してくるほか、磨り減った軟骨組織の回復が遅れ、関節痛が長期間発症することになります。そのためコンドロイチンは、関節痛や腰痛を治療する目的で、医療現場でも利用されています。

さてこのコンドロイチンですが、目の健康維持にも効果があることが知られています。

コンドロイチンは関節だけでなく目の水晶体にも多く含まれていて、これが減ってくると老眼や飛蚊症の原因になると言われています。飛蚊症とは視界の中を白い糸や黒い点のようなものが入り込み、まるで蚊が飛んでいるように見えることからそう名づけられています。

これは主に目の中の大部分を占める硝子体に隙間ができ、その隙間が目の網膜に影を落とすことから引き起こされると考えられており、症状の改善にはこの隙間を埋めていくことが重要です。

コンドロイチンを十分に摂取すると体にコンドロイチンが行き渡り、硝子体の中にもコンドロイチンが含まれることから、結果的にそうした隙間が減っていくことになります。

加えて、コンドロイチンには目の透明度を保つ効果があることからよりそうした網膜上の影ができにくくなります。

これらの作用によりコンドロイチンの摂取は目の健康維持に役立つわけですね。

いつまでも自分の目の健康を維持したい方は、コンドロイチンが入ったサプリメントを利用してみてはいかがでしょうか。

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