今、人気の成分として、毎日耳にしない日がないくらいなのが「コンドロイチン」ですが、正式名称は「コンドロイチン硫酸」で、われわれの体内にもともと存在するグリコサミノグリカンの一種です。

コンドロイチンは皮膚や関節などの結合組織に広く分布していますが、代表的な機能としては、関節内の軟骨の中でヒアルロン酸などと共に高分子複合体を形成し、軟骨にクッション性を与えています。加齢などにより、コンドロイチンが不足してくると、そのクッション機能が低下してくるほか、磨り減った軟骨組織の回復が遅れ、関節痛が長期間発症することになります。そのためコンドロイチンは、関節痛や腰痛を治療する目的で、医療現場でも利用されています。

さてこのコンドロイチンに美肌効果があることは以前も触れました。

＞＞＞コンドロイチンの美肌効果

これはコンドロイチンが肌にあるヒアルロン酸などとの相乗効果で、保水能力を高め、肌に弾力性を与えるからですね。関節の中でクッションのような役割をするのと同じような原理と言えます。

そうしたコンドロイチンの美肌効果について、(株)エフシージー総合研究所が実施した実験結果が発表されていますのでご案内したいと思います。用いられたのはコンドロイチンの中でも魚類から抽出されたマリンコンドロイチンですね。一般的に「コンドロイチン」と呼ばれるものは概ねこれにあたると思います。

■(株)エフシージー総合研究所が実施したコンドロイチンの持つ美肌効果の検証結果

この効果検証では、３５歳前後の乾燥肌の女性２０名の内、１０名にはマリンコンドロイチンを、残りの１０名には偽薬＝プラセボを４週間摂取してもらい、その効果を検証しました。

まず肌の弾力についてはこのようになっています。



ピンクの折れ線がコンドロイチンを摂取したグループ、青線がプラセボを摂取したグループですが、プラセボを摂取したグループは当然、お肌の弾力が改善されないばかりか、むしろやや悪化する傾向にありましたが、コンドロイチンを摂取したグループは総じてお肌の弾力性が回復していることが分かります。

お肌の弾力が回復したのであればシワについても改善が期待されるわけですが、目じりのシワの改善についてはこのようになっています。



コンドロイチンを摂取したグループは明らかにシワが目立ちにくくなっているということですね。ただシワ係数と言われてもややピンと来ないのですが、この美肌効果については写真データも公開されていて、このようになっています。



開始時点と４週目とを比べると、お肌の角質層が整えられているほか、シワが目立ちにくくなり、肌理こまかくなっていることがよく分かりますね。

コンドロイチンの美肌効果を期待されている方には勇気付けられる実験結果と言えそうです。

関節痛だけでなく、美肌効果・美容効果に期待される方はコンドロイチンサプリメントを試してみてはいかがでしょうか。

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