関節痛成分「コンドロイチン」を徹底比較!豊富なコンドロイチン解説コンテンツも参考に!
結合組織の重要成分であるコンドロイチンは、他の酸性粘ムコ多糖とともに、組織における水分電解質の維持調節、創傷治癒、感染に対する防御、線維成分の安定、弾力性の維持、その他多くの生物学的役割を担っている重要物質です。
このことは、今まで、多くの研究者によって明らかにされ、とくに近年、結合組織疾患の研究が進むにつれて、一段とクローズアップされつつあります。
・日本大学松戸歯科部の研究
コンドロイチンが生体に賦活作用を与えると考えられることから、疲労回復に対する効果の発現を予測し、マウスを用いた回転運動量測定、強制走行試験、遊泳疲労試験、発熱物質投与による体力低下マウスの強制走行試験、カエル坐骨神経縫工筋に対する連続刺激疲労試験をおこないました。
その結果は以下の通りです。
1.回転運動量測定において、コンドロイチンを自由飲水したマウスは、対照群に対して運動量の増加を示し、コンドロイチンによる運動性の充進が示唆されました。
2.強制走行試験では、コンドロイチン投与量が多いほど走行距離の延長を認めましたが、各群のあいだに有意差は認められませんでした。
3.遊泳疲労試験では、投与量と遊泳時間のあいだに相関がみられず、各群のあいだに有意差は認められませんでした。
4.コンドロイチン+発熱物質投与による強制走行試験では、コンドロイチン+発熱物質群と発熱物質群の走行距離のあいだに5パーセントの危険率で有意差が認められました。走行距離は、対照群、コンドロイチン+発熱物質群、発熱物質群の順でした。体重では、対照群のみが順調な増加を示しましたが、他の群ではほとんど増加しませんでした。したがって、コンドロイチンは発熱物質投与による運動性の低下を抑制しますが、体重をほとんど増加させず、また対照と同等までに運動性・体重を回復し得ませんでした。
5.コンドロイチンを長期的(三週間)に飲水させ、後半七日間発熱物質を投与した実験でも4の実験とほぼ同様の結果を示しましたが、各群のあいだに有意差は認められませんでした。
6.カエル坐骨神経縫工筋連続刺激試験では、コンドロイチン滴下標本と対照の収縮力減衰の割合は等しかったですが、コンドロイチンでは、筋収縮力持続時間の延長と、総運動量が約2倍の値を示したことから、コンドロイチンに何らかの抗疲労効果があることが推測されました。
以上の結果より、コンドロイチン投与により運動性の増進が示唆され、ある種の抗疲労作用のあることが推測されます。
参考になさってください。
こうした健康効果が期待されるコンドロイチンですが、アンチエイジングや関節痛予防を進めたいと思う方はコンドロイチンを試してみてはいかがでしょうか。
なおコンドロイチンは、これまたアンチエイジング成分として人気の、ヒアルロン酸やグルコサミンと相乗効果があることから、これら3つの成分が同時に摂れるサプリメントが人気です。参考になさってください。
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